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2010年09月 アーカイブ

「ガンを予防する」はどこまで本当か

味噌汁がガン予防にいい、いやコーヒーに抗ガン作用があるらしい、なんといっても緑黄色野菜だろう……。


こんな情報がマスコミで流されるたびに、スーパーの売場でその食晶の売行きが伸びます。


いかにも日本人らしい群集心理と付和雷同ぶり。


しかし、笑ってばかりはいられません。


ガン発生のメカニズムさえよくわかっていないのに、ラットの実験で統計的に証明されただけで、ワッと飛びついてそればかり口にします。


医学的にも栄養学的にも、問題は大ありにもかかわらずです。


ガンを予防できたとしても、ガンにかかる前に糖尿病になったり高血圧になったりしては、元も子もないではないですか。


ガンを予防すると喧伝された主な食品を検証してみましょう。

味噌だったら何でもいいのか?

1996年10月に開かれた日本癌学会で、広島大学原爆放射能医学研究所のある教授は、味噌で乳ガンを予防できるというデータを発表しました。


ラットに人工的に乳ガンを作ったうえで、あるグループにはえさの1割を味噌にし、別のグループにはふつうのえさを与えました。


すると味噌のグループは、ふつうのえさを食べたグループに比べ、乳ガンのしこりが3分の1しかできなかったそうです。


「味噌汁を飲む人は、飲まない人に比べて胃ガンになりにくい」という疫学調査もあります。


なぜ効くかについては、味喰に含まれるフラボノイドという女性ホルモンに似た働きを持つ成分によるとみられています。


では乳ガン、胃ガンになりたくない人は、朝から晩まで味喰汁を飲んでいれば大丈夫なのでしょうか。


ラットの実験ではえさの1割で効果が出ているからといって、まさか食事の1割を味噌にするわけにはいかないでしょう。

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