古代の美術品 3
海藻や貝の脚が作刑して画面の分散はさけられて華やかな作です。
このように見事な象嵌は前16世紀の前半に最も成功し、それ以後の図柄は次第に簡単になって前12世紀には絶えてしまいます。
獅子の頭部を写した杯や装身旦ハなどの浮彫りは彫刻ではありますが、もとより本来の彫刻は他にあります。
しかしクレタの場合と同じように、ミケネ時代にも彫刻は美術の一支流にほかならなかったのです。
しかしながらこの美術にあってはミケネ人の美の目差すところはより明らかでした。
材料としては象牙、金属、ストゥッコ、陶土であってクレタ時代と変わりません。
また技術もクレタから学んでいます。
しかしファイアンス彫刻は衰え、その代わりに石によるしかも大型の石造彫刻が登場します。
ミケネの円形墓地Aには墓の上に石碑が立てられていました。
この墓地内にあった17面のうちで、11面には浮彫りがほどこされていました。