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2011年09月 アーカイブ

農業における国際協調を実現するために 4

いま日本では自動車1台のコストと米3トンのコストとが等しいとし、アメリカでは自動車!台のコストと米10トンのコストが等しいとします。


この場合、比較優位は日本については自動車に、アメリカにおいては米にあります。


こうした条件の下では、日本は自動車生産に特化しこれをアメリカの米と交換することが、アメリカは米生産に特化しこれを日本の自動車と交換することが、相互にとってプラスとなります。


以上が比較生産費論の概要であり、国際経済学のいわば基礎理論とされているものです。


この理論のポイントは、貿易による利益の拡大が生産費の絶対的水準によってではなく、それぞれの国における異なる生産物の相対的価格関係によって決まるという点にあります。


こうした国際分業モデルはその後の学問的研究の進化のなかで、多国間貿易、多商品貿易などの条件を採り入れつつ、より複雑化され、より精緻化されていきました。


問題は以上の理論モデルをどう考えるか、それは世界貿易の現状を解明するうえでどこまで有効かという点にあります。

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