紛争を平和的解決するために 4
湾岸危機の勃発に際して最初に採択された安保理決議(1990年8月2日の決議660号)は、その前文で、「第39条及び第40条の下に行動」すると明らかにしました。
その上で、イラクの即時かつ無条件のクウェートからの撤兵を要求しました。
この要求は、あくまで「要求」であって、イラクを法的に拘束するものではありません。
いわゆる暫定措置として理解されるものでしょう。
しかしこの決議はまた、「この決議への遵守を確保するための更なる手段につき検討するため、必要に応じ再び会合を持つ」とも述べました。
これは、明確にイラクに対する警告の意味が含まれています。
暫定措置によって事態が打開できないとき、あるいは暫定措置をとる暇もないような場合には、強制措置(第2条7項)がとられることになります。