味噌だったら何でもいいのか?
1996年10月に開かれた日本癌学会で、広島大学原爆放射能医学研究所のある教授は、味噌で乳ガンを予防できるというデータを発表しました。
ラットに人工的に乳ガンを作ったうえで、あるグループにはえさの1割を味噌にし、別のグループにはふつうのえさを与えました。
すると味噌のグループは、ふつうのえさを食べたグループに比べ、乳ガンのしこりが3分の1しかできなかったそうです。
「味噌汁を飲む人は、飲まない人に比べて胃ガンになりにくい」という疫学調査もあります。
なぜ効くかについては、味喰に含まれるフラボノイドという女性ホルモンに似た働きを持つ成分によるとみられています。
では乳ガン、胃ガンになりたくない人は、朝から晩まで味喰汁を飲んでいれば大丈夫なのでしょうか。
ラットの実験ではえさの1割で効果が出ているからといって、まさか食事の1割を味噌にするわけにはいかないでしょう。